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《第19回》【Uターン・Iターン起業の実態】初期投資500万未満・従業員1人が主流。経験者のデータで見えた、低リスクな「稼げる地方ビジネス」のリアル
組織を離れて、地方で自由に稼ぐ。経験者が語るローカルビジネスの鉄則は「重い固定費・大量在庫」を持たないこと株式会社ハッピーカーズ(本社所在地:神奈川県鎌倉市、代表取締役:新佛千治)は、都市部からUターン・Iターンして①現在地方で起業・独立している経営者・個人事業主②地方で起業・独立したことがある経営者・個人事業主③地方で起業・独立を検討している、または興味がある方を対象に、「Uターン・Iターン起業・独立のリアル」に関する調査を実施しました。近年、働き方の多様化によるUターンやIターンといった地方移住、そして「雇われない生き方」としての地方起業・独立が注目を集めています。しかし、実際に地方でビジネスを始めるとなると、「本当に稼げるのか?」といった不安がつきまとうこともあるでしょう。そこで今回、車買取り専門店の株式会社ハッピーカーズ(https://happycars.jp/)は、都市部からUターン・Iターンして①現在地方で起業・独立している経営者・個人事業主②地方で起業・独立したことがある経営者・個人事業主③地方で起業・独立を検討している、または興味がある方を対象に、「Uターン・Iターン起業・独立のリアル」に関する調査を実施しました。調査概要:「Uターン・Iターン起業・独立のリアル」に関する調査【調査期間】2026年2月13日(金)~2026年2月16日(月)【調査方法】PRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査【調査人数】1,002人(①566人/②186人/③250人)【調査対象】調査回答時にUターン・Iターンして①現在地方で起業・独立している経営者・個人事業主/②地方で起業・独立したことがある/③地方で起業・独立を検討している、または興味があると回答したモニター【調査元】株式会社ハッピーカーズ(https://happycars.jp/)【モニター提供元】PRIZMAリサーチ製造・サービス業からの転身が多数。「稼げる」勝算を持って挑む、地方起業のリアルはじめに、「都市部で従事していた(従事している)主な業種」について尋ねたところ、『製造業(17.6%)』と回答した方が最も多く、『その他サービス業(15.3%)』『卸売業・小売業(10.8%)』と続きました。上位が『製造業』『その他サービス業』『卸売業・小売業』となり、製造業における工程管理や業務改善のノウハウ、サービス・小売業における対人折衝力といった、現場で培われた「実務能力」が、地方ビジネスの運営においても大きな武器になる可能性があります。こうした「現場力」を持つ人材こそが、現在のUターン・Iターン起業を支える主力層となっているようです。では、実際に地方で起業する際はどのような業種が選ばれているのでしょうか。「地方で起業・独立した主な業種(検討している主な業種)」について尋ねたところ、『その他サービス業(16.8%)』と回答した方が最も多く、『卸売業・小売業(13.4%)』『製造業(12.9%)』と続きました。『その他サービス業』や『卸売業・小売業』が上位に入った背景には、地域住民の生活に不可欠な需要が安定して存在することが挙げられます。これらは比較的スモールスタートしやすく、地方起業における「堅実な選択肢」として支持されています。また『製造業』も上位に挙がっており、ものづくりや生産活動に取り組む事業者も根強く存在します。地域内消費をターゲットにしたサービス業・小売業と、拠点を活かした製造業という、大きく2つの方向性が地方起業の受け皿となっているようです。地方移住や独立は大きな決断ですが、どのような動機がその背中を押したのでしょうか。「都市部からUターン・Iターンして、地方で起業・独立しようと思ったきっかけ」について尋ねたところ、『自分のスキルや経験なら、地方でも十分に稼げると思った(25.1%)』と回答した方が最も多く、『組織に依存せず、自分の力で生きていきたいと思った(23.2%)』『早期退職や定年退職を機に、第二の人生を考えた(18.6%)』と続きました。「地方でも稼げる」という自信や勝算を持って起業を決断した人が最多となりました。これは、Uターン・Iターン起業が単なる「スローライフへの憧れ」だけではなく、自身のキャリアやスキルを活かした「ビジネス戦略」として選択されていることを示しています。また、「組織からの自立」や「第二の人生」といった回答も上位に並んでおり、ライフステージの変化や自身の生き方を見つめ直すタイミングが、地方での独立を後押しする直接的なトリガーとなっていることが浮き彫りになりました。初期投資は「500万円未満」が7割。組織を拡大せず利益を生む「スモールスタート」の極意では、実際に地方で起業した際、どの程度の規模感で事業を始めているのでしょうか。現在地方で起業・独立している経営者・個人事業主、地方で起業・独立したことがある方に、「あなたが地方で起業・独立した事業の従業員数」について尋ねたところ、『1名(自分ひとりのみ)(34.0%)』と回答した方が最も多く、『2〜5名(26.9%)』『6〜10名(16.8%)』と続きました。『1名』と『2~5名』の回答を合わせると約6割が5名以下の少人数体制で事業を運営しています。『6~10名』の組織を持つ事業者も約2割存在しますが、全体としては、固定費の中でも大きなウェイトを占める人件費を抑え、まずは身軽な少人数チームでスモールスタートを切る手法が主流であると推測されます。では、事業開始にあたり、設備や店舗などにどの程度の資金を投じたのでしょうか。「地方で起業・独立する際、初期投資(設備・店舗・在庫など)にかけた総額」について尋ねたところ、『100万円未満(27.4%)』と回答した方が最も多く、『100万円〜300万円未満(19.8%)』『300万円〜500万円未満(21.3%)』と続きました。全体の約7割が「500万円未満」での開業を選択しており、初期投資を抑えたスモールスタートが主流となっている実態が明らかになりました。地方での起業においては、大規模な設備投資を行うよりも、自己資金や無理のない融資範囲内で始められる「低コスト創業」が選ばれる傾向にあります。過度なリスクを負わず、身の丈に合った規模感で事業を開始することが、地方ビジネスにおける一つの成功パターンとして定着しているようです。しかし、事業を始めてみると、計画段階では見えていなかった「想定外の壁」に直面することもあるのでしょうか。「実際に地方で起業・独立してみて、想像以上に大変だったこと」について尋ねたところ、『販路開拓・顧客獲得(31.0%)』と回答した方が最も多く、『資金調達・資金繰り(29.7%)』『行政手続きや法規制の理解・対応(18.2%)』と続きました。ビジネスの継続に直結する「集客」と「資金」が最大の障壁であることは明白ですが、見逃せないのは約2割が「行政手続き」に苦労している点です。地方での独立においては、売上を作るための攻めの活動だけでなく、煩雑な申請業務といった実務作業も、想像以上の負担となるようです。では、地方起業後の経営状態は1年でどのように変化するのでしょうか。「起業・独立してから1年後、会社の規模(従業員数・売上)はそれぞれどのように変化したか※1年未満の方は現時点での変化」について尋ねたところ、下記のような結果になりました。・従業員数『増えた(25.0%)』『変わらない(69.8%)』『減った(5.2%)』・売上『増えた(41.9%)』『変わらない(47.6%)』『減った(10.5%)』1年経過時点で売上が「減った」とする回答は約1割に留まり、約9割が売上を維持または増加させているという結果は、地方起業の持続可能性の高さを示唆しています。スモールスタートで固定費を抑えている事業者が多い分、損益分岐点が低く、多少の売上変動があっても事業を継続しやすい体質になっている可能性が考えられます。従業員数においては、約7割が「変わらない」と回答しており、売上を伸ばしつつも安易に組織を拡大せず、少人数のまま利益を確保する堅実な経営スタイルをとっている事業者が多い傾向が見られました。最大のメリットは「事業コストの安さ」。先輩起業家が警告する「固定費」と「在庫」のリスクここからは、現在地方での起業を検討している方が何に不安を抱いているのかうかがいます。「地方での起業・独立について、どのようなことに不安を感じるか」について尋ねたところ、『安定した収入が得られるか(生活していけるか)(56.4%)』と回答した方が最も多く、『失敗した際のリスク(借金や再就職の難しさ)(36.4%)』『事業を継続できるか(将来性)(32.8%)』と続きました。地方での起業を検討している方にとって最大の懸念は、「生活していけるか」という経済的な安定性にあるようです。約6割が収入面での不安を抱えており、「失敗時のリスク」「将来性」が挙げられたことからも、まずは「生活基盤をどう守るか」「もしダメだったらどうするか」という現実的な生存リスクに意識が向いていることがわかります。地方での独立を検討する上では、事業そのものの成功確率はもとより、自身の生活を破綻させないための安全網をどう確保するかが、最初にして最大のハードルとなっているようです。では、地方でビジネスを続ける魅力はどこにあるのでしょうか。現在地方で起業・独立している経営者・個人事業主、地方で起業・独立したことがある方に、「地方で起業・独立をして良かった点」について尋ねたところ、『事業運営コストが低い(家賃・人件費など)(33.5%)』と回答した方が最も多く、『生活コストが低く、ストレスの少ない生活を送れる(29.0%)』『ワークライフバランスが取りやすい(24.6%)』と続きました。「生活コスト」や「ワークライフバランス」といった個人的な生活の質(QOL)に関する項目を抑え、「事業運営コストの低さ」が1位となりました。家賃や人件費などを低く抑えられることが、地方起業において最も直接的かつ強力なメリットとして機能していることを示しています。利益を確保しやすく、損益分岐点を下げられるという経営上の優位性が、結果として精神的な余裕や生活の質の向上にもつながっていると考えられます。最後に、経験者が語る「失敗しないための教訓」を聞きました。「これから地方での起業・独立を検討している人に、“これだけは気をつけるべき”とアドバイスしたいこと」について尋ねたところ、『いきなり高額な初期投資(設備・店舗・在庫など)をする(38.8%)』と回答した方が最も多く、『最初から家賃や人件費などの「固定費」を高く設定する(35.1%)』『大量の在庫を抱えるビジネスモデルを選ぶ(27.1%)』と続きました。経験者が最も警鐘を鳴らしているのは、「初期投資」「固定費」「在庫」という3つの金銭的リスクでした。上位3項目がいずれもコスト構造に関わる内容で占められており、地方という商圏規模が限定的な市場においては、重いコスト負担が致命傷になりかねないという現実を突きつけています。まずは身の丈に合った規模で始め、固定費や在庫を持たない「身軽な経営体質」を作ることが、地方起業で生き残るための鉄則といえそうです。まとめ:「身軽な経営」こそが地方起業の最強の生存戦略今回の調査から、Uターン・Iターン起業のリアルな実態が明らかになりました。移住前の職業については「製造業」が最も多く、起業後の業種としては「サービス業」や「小売業」が多く選ばれており、前職のスキルを活かしつつ地域需要のある分野へ転身する傾向が見られました。また、起業のきっかけとしては、「地方でも稼げる」という勝算を持って決断した人が最多でした。実際の起業スタイルを見ると、従業員数は「5名以下」の少人数体制が約6割を占め、初期投資額も「500万円未満」が約7割と、スモールスタートが主流であることが分かりました。開業後は「集客」や「資金」に加え、「行政手続き」などの実務面に苦労する傾向がありますが、1年後には約9割が売上を維持・拡大させています。地方移住・起業検討をしている方は「収入」や「失敗リスク」に不安を抱いていますが、経験者は「事業運営コストの低さ」を最大のメリットとして挙げており、経営面での恩恵を実感しています。最後に、経験者からのアドバイスでは、「高額な初期投資」「高い固定費」「大量在庫」を避けるべきという声が上位を独占しました。地方起業の成功には、身の丈に合ったサイズで始め、リスクを極限まで抑えた経営を徹底することが何より重要といえるでしょう。
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《第18回》「もっと高く売れたかも…」中古車売却で損しないために知っておくべきこと
中古車相場は「口コミサイト」よりも「SNS」が多数!?株式会社ハッピーカーズ(本社所在地:神奈川県鎌倉市、代表取締役:新佛千治)は、過去5年以内に所有していた車の売却経験がある方を対象に、「中古車相場への意識とSNS情報の影響」に関する調査を実施しました。中古車市場は相場変動が激しく、数万円〜数十万円レベルで価格が上下することも珍しくありません。一方でSNSでは、個人の体験談やインフルエンサー、真偽が不確かなアカウントなどによる「高値で売れる」といった情報がカジュアルに拡散され、ユーザーの判断を惑わせるケースも見られます。相場情報があふれる中で、「結局どれを信じればいいのか」「SNSで見た金額は本当に参考になるのか」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。そこで今回、車買取り専門店の株式会社ハッピーカーズ(https://happycars.jp/)は、過去5年以内に所有していた車の売却経験がある方を対象に、「中古車相場への意識とSNS情報の影響」に関する調査を実施しました。調査概要:「中古車相場への意識とSNS情報の影響」に関する調査【調査期間】2025年12月8日(月)~2025年12月9日(火)【調査方法】PRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査【調査人数】1008人【調査対象】調査回答時に過去5年以内に所有していた車の売却経験があると回答したモニター【調査元】株式会社ハッピーカーズ(https://happycars.jp/)【モニター提供元】PRIZMAリサーチSNSで広がる「中古車相場情報」は本当に信用できる?—約1割が売却判断に影響したと回答はじめに「車を売却する前に、どのような手段で中古車相場を調べたか」について尋ねたところ、『中古車情報サイト(54.4%)』と回答した方が最も多く、『専門店のホームページ(33.6%)』『SNS(X/Instagram/TikTok/YouTubeなど)(17.5%)』続きました。もっとも多く選ばれたのが『中古車情報サイト』であったことから、短時間で相場感を把握したいというニーズがうかがえます。また、『専門店のホームページ』が次点となった点からは、より信頼性の高い一次情報を確認しようとする姿勢も見て取れます。一方で『SNS』も一定数利用されており、手軽さや体験談のわかりやすさが参考情報として受け入れられている可能性が考えられます。「SNSにある中古車相場情報の印象」について尋ねたところ、『どれが正しい情報かわからない(57.0%)』と回答した方が最も多く、『売却価格が高めに語られていることが多い(35.6%)』『誇張されていると感じることがある(32.1%)』と続きました。半数以上が「正しく判断できない」と捉えている点から、SNSは便利である一方で、信頼性への疑念が根強いことが示されました。「価格が高めに語られる」、「誇張がある」といった回答が上位にあることからも、情報の偏りに対する警戒が大きいと考えられます。前問でSNSを利用する人が一定数いたことと比較すると、利便性は感じながらも、最終判断への影響度は慎重に抑えられていることがうかがえます。「SNSの中古車相場情報は、売却の判断(売却時期・売却店など)に影響したか」について尋ねたところ、以下のような回答になりました。『影響した(13.8%)』『影響しなかった(86.2%)』『影響した』と回答した割合が小さかったことから、SNSからの情報は補助的な位置づけであることが示唆されました。相場の誤認はどこから生まれる?—査定比較の実態と“期待と現実の差”「売却前の査定依頼数」について尋ねたところ、以下のような回答になりました。【前問で『影響した』と回答した方】『2社に依頼した(36.7%)』『3社に依頼した(28.0%)』【前問で『影響しなかった』と回答した方】『1社だけに依頼した(61.1%)』『2社に依頼した(21.7%)』SNSの影響を受けた方で複数社に査定依頼する割合が高かったことから、より慎重に比較したいという意識があることがうかがえます。SNSで多様な価格情報に触れることで、店舗ごとの差を自分の目で確かめたいという思いが強まった可能性があります。一方で、影響しなかった方では1社のみで完結する割合が大きく、従来型の売却プロセスを踏襲する傾向が見られます。「車の売却先を選ぶ際に重視したポイント」について尋ねたところ、『査定額の高さ(50.9%)』と回答した方が最も多く、『店舗の信頼感(34.9%)』『査定スピード(25.5%)』と続きました。過半数が『査定額の高さ』を重視している結果から、依然として「売却額」が判断の軸となっていることがわかります。背景には、中古車市場の価格変動の大きさや、SNSなどで「高額売却」の情報に触れる機会が増えたことが影響していると考えられます。一方で、『店舗の信頼感』や『査定スピード』の割合も高く、金額面だけでなく、取引の安心感や手続き効率を求める層も少なくありません。高額査定を追う層と、スムーズでストレスの少ない取引を重視する層に分かれる傾向が見られ、売却体験への期待の多様化がうかがえます。「車の売却前、自身の車の相場価格をどの程度正確に把握できていたか」について尋ねたところ、約6割の方が『とても把握できていた(10.7%)』『ある程度把握できていた(48.7%)』と回答しました。約6割の方が相場を把握できていたと回答した一方で、『とても把握できていた』と回答した方は1割程度にとどまっており、多くの方が「おおよその価格感」に留まっていた状況がうかがえます。相場を調べてはいるものの、売却判断に十分な確信を持てるほどの理解には至っていないケースも少なくないのかもしれません。また、相場変動が大きい中古車市場においては、情報の取得時期や参照元によって認識に差が生じやすく、正確な把握が難しい実態も背景にあると考えられます。この結果からは、売却前に複数の情報源を比較し、自身の車に近い条件での価格を確認することの重要性が改めて示唆されたと言えるでしょう。「車を売却した際、想定売却価格と実査定額の差」を尋ねたところ、『10万円未満想定より低かった(33.0%)』と回答した方が最も多く、『10万円未満想定より高かった(18.6%)』『10〜20万円未満想定より低かった(15.6%)』と続きました。想定より「低かった」と感じた回答が上位を占めていることから、売却前に抱いていた価格イメージと実際の査定額との間に、一定のズレが生じやすい状況がうかがえます。特に「10万円未満」の差が最多となっている点からは、大幅な乖離ではないものの、「もう少し高く売れると思っていた」という心理的な期待とのギャップが後悔や不満につながりやすい可能性が考えられます。一方で、「想定より高かった」と感じた方も一定数存在しており、相場を控えめに見積もっていた場合や、店舗ごとの査定基準の違いによって評価が上振れするケースもあるようです。この結果からは、事前に把握した相場が必ずしも実査定額と一致しないこと、そして情報の取り方や期待値の設定が売却体験の納得感に影響を与えていることが示唆されたと言えるでしょう。もっと高く売れたかも…の裏側にある共通点—後悔の理由と損を防ぐためのポイントとはでは、車を売却した際、もっと高く売れたのではと後悔した方はどれくらいいるのでしょうか。「車を売却した際、もっと高く売れたのではないかと後悔したか」について尋ねたところ、3割以上の方が『とても後悔した(7.7%)』『やや後悔した(26.1%)』と回答しました。「後悔した」と回答した方が3割以上いたことから、売却価格や手続きが期待と一致しなかったケースが一定数あった可能性があります。売却先選びの基準が明確でなかった場合、後から「比較しておけばよかった」と感じる状況が起こりやすいのかもしれません。一方で過半数は後悔していないと答えており、適切な情報収集や納得感のある判断が満足度につながっている可能性もあります。こうしたことから、売却体験の満足度は事前準備の質に左右される面が大きいと言えるでしょう。では、車を売却した際に“もっとこうしておけばよかった”と感じたことはあるのでしょうか。■車を売却した際に、“もっとこうしておけばよかった”と感じたことはありますか?・綺麗に乗っておけばよかった(東京都/20代/女性)・時間的な余裕を持てばよかった(東京都/30代/男性)・お店の方に恥ずかしがらずに値段交渉をする(東京都/30代/女性)・もっと複数の買取店に査定をお願いすべきだった(北海道/60代/男性)・重量税などの残金の返金について詳細確認をしておけば良かった(東京都/60代/男性)車の状態を整えておけばよかったという声や、時間的な余裕の不足を挙げる声は、売却準備の段階でできたはずの行動が満足度に影響することを示しています。また、値段交渉や複数査定を行わなかったことに対する後悔が見られた点は、情報や行動の取り方によって結果が変わる可能性を意識していたことがうかがえます。さらに、重量税などの返金制度について十分に確認しなかったという意見もあり、手続きの理解不足が予期せぬ不満につながるケースもあるようです。これらの声から、売却体験をより納得のいくものにするためには、準備・比較・確認といった基本的なプロセスの重要性が改めて示されていると言えるでしょう。最後に「車を売却する際に事前に知っておきたい情報」を尋ねたところ、『自分の車の正しい相場価格(66.1%)』と回答した方が最も多く、『店舗による査定基準の違い(33.1%)』『手数料・諸費用の有無(26.8%)』続きました。『自分の車の正しい相場価格』が圧倒的に上位となったことから、多くの方は売却時の基準となる「正しい価格」を求めているようです。複数査定やSNS情報を通じても、明確な相場観を持つことが難しい現状があるのかもしれません。また、『店舗による査定基準の違い』も約3割と多いことから、店舗間での査定ロジックの差が理解しづらいという課題を示しています。『手数料・諸費用の有無』が情報として求められていることからも、売却プロセスに透明性が求められていることが示唆されています。総じて、売却時には「正確さ」「透明性」「納得感」に直結する情報が強く求められていると言えるでしょう。まとめ:SNS時代の中古車売却に求められる「正確さ」と「納得感」今回の調査で、中古車売却において多くの方が相場情報を調べている一方で、その情報を「どこまで信じ、どう判断するか」に迷いを抱えている実態が明らかになりました。中古車情報サイトや専門店のホームページといった比較的信頼性の高い情報源が主に利用され、SNSは参考程度に留まる傾向が見られたことから、利便性と信頼性を使い分けている様子がうかがえます。また、売却額を重視する声が最も多かった一方で、相場を「正確に把握できていた」と言い切れる方は少数にとどまり、想定価格と実査定額の差を感じた方も半数以上存在しました。このことから、多くの方が「調べてはいるが、自信を持てないまま売却に進んでいる」状況にあると考えられます。さらに、約3割が「もっと高く売れたのでは」と後悔している点からは、複数査定や条件確認といった基本的な行動が、売却後の納得感に大きく影響していることが示唆されました。事前に十分な比較ができていない場合、結果として小さな金額差であっても後悔につながりやすい傾向があるようです。こうした結果を踏まえると、中古車売却で損や後悔を防ぐためには、断片的な高額情報に左右されるのではなく、複数の信頼できる情報源をもとに相場の幅を理解し、自身の車の条件に合った価格を冷静に見極めることが重要だと言えるでしょう。売却前の情報整理と比較の積み重ねが、納得感のある判断につながると考えられます。
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《第17回》約6割が次回購入に「ハイブリット車」を支持。理想と現実のはざまで揺れるEVシフト、消費者の本音はまだ早い…?
もしEVがもっと“身近”になったら…約7割が条件次第でEV車購入に前向き株式会社ハッピーカーズ(本社所在地:神奈川県鎌倉市、代表取締役:新佛千治)は、3〜7年に一度は車を買い替える男女を対象に、「逆風下で揺れるEVシフトの実態と、それでもEVを選ぶ人の理由」に関する調査を実施しました。各国でEVシフトの目標が掲げられる中、日本でも変化への方針は示されているものの、実際の普及は思うように進んでいないのが現状です。車両価格の高さや充電設備の不足、政策の変化などが影響し、消費者の間では“様子見”の空気も漂っています。では、EVを選ぶ人と、いまだ様子を見ている人、それぞれはどのような理由や思いを持っているのでしょうか。そこで今回、車買取り専門店の株式会社ハッピーカーズ(https://happycars.jp/)は、3〜7年に一度は車を買い替える男女を対象に、「逆風下で揺れるEVシフトの実態と、それでもEVを選ぶ人の理由」に関する調査を実施しました。調査概要:「逆風下で揺れるEVシフトの実態と、それでもEVを選ぶ人の理由」に関する調査【調査期間】2025年10月21日(火)~2025年10月22日(水)【調査方法】PRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査【調査人数】1,023人【調査対象】調査回答時に3〜7年に一度は車を買い替える男女と回答したモニター【調査元】株式会社ハッピーカーズ(https://happycars.jp/)【モニター提供元】PRIZMAリサーチ車を買い替えるなら何を選ぶ?EV意向は26%と最も低い結果にはじめに、「次に買い替えるとしたら、どのタイプの車を選びたいか」を尋ねたところ、『ハイブリッド車(HEV)(58.3%)』と回答した方が最も多く、『ガソリン車(48.4%)』『プラグインハイブリッド車(PHEV)(26.3%)』『EV(26.0%)』となりました。『EV』は一定数見られるものの、『ハイブリッド車(HEV)』が優勢であることが示されました。この結果から、多くの方が燃費や環境性能を重視しながらも、充電や価格といった実用面での安心感を求めていることがうかがえます。『EV』は徐々に浸透しつつあるものの、「次の現実的選択肢」としてはまだ『ハイブリッド車(HEV)』が中心にあるといえます。車のタイプ選択には、日常の使い方や走行距離も大きく関係していると考えられます。では、月にどのくらいの距離を走行している方が多いのでしょうか。「あなたの月あたりのおおよその走行距離」について尋ねたところ、次に買い替える車についてEV選択者・EV未選択者で、それぞれ以下のような回答結果になりました。■EV選択者『〜300km(近所の買い物・送迎など中心)(19.9%)』『301〜700km(週末の外出などで月2〜3回遠出)(30.8%)』『701〜1,200km(通勤・日常使いでやや多め)(33.1%)』■EV未選択者『〜300km(近所の買い物・送迎など中心)(24.9%)』『301〜700km(週末の外出などで月2〜3回遠出)(32.4%)』『701〜1,200km(通勤・日常使いでやや多め)(28.0%)』EV選択者はEV未選択者よりも、701km以上の割合がそれぞれ高く、EV未選択者よりも走行距離が長い傾向があるようです。そのため、燃費効率や維持費への関心がEV未選択者よりも高いと考えられ、それもEVに興味を抱く理由の一つと考えられます。EVを選ぶ人──“選択の分かれ道”を可視化では、EVのどのようなところに魅力を感じているのでしょうか。次に買い替える車について『EV』と回答した方にうかがいました。「EVを検討している理由」について尋ねたところ、『ガソリン代がかからないから(65.0%)』が最も多く、『補助金や減税などの優遇があるから(52.6%)』『家で充電できて便利そうだから(44.7%)』となりました。EVを検討する動機として最も多く挙がったのは「ガソリン代がかからない」で、経済的メリットが主な関心事となっていることがわかります。「補助金や減税」も上位に入っており、制度面での後押しが購買意欲を支えているようです。また、「家で充電できる」や「静かで快適」といった日常的な快適性への期待も見られ、EVが“特別な車”ではなく“暮らしを便利にする選択肢”として受け止められ始めていることがうかがえます。EVを前向きに捉える方がいる一方で、現時点では導入を見送る声も多く見られますが、その理由とは何なのでしょうか。次に買い替える車について『EV』と回答しなかった方に聞きました。「EVを検討していない理由」を尋ねたところ、『充電できる場所が少ないから(59.3%)』が最も多く、『本体価格が高いから(46.1%)』『1回の充電で走れる距離が不安だから(43.6%)』となりました。EVを検討しない最大の理由として「充電できる場所が少ない」が挙げられたことから、インフラ不足が最大の障壁となっていることがわかります。さらに、「本体価格が高い」「1回の充電で走れる距離が不安」といった実用面への懸念も多く見られたことから、EVそのものの性能よりも「使いこなせる環境が整っていない」という認識に根差していると考えられます。通勤・家族といった暮らしの背景で変わる“車のニーズ”EVを「まだ現実的ではない」と感じる背景には、日々の使い方や運転習慣が影響しているのかもしれません。では、普段の運転スタイルにはどのような傾向が見られるのでしょうか。「あなたの普段の運転スタイル」を尋ねたところ、次に買い替える車についてEV選択者・EV未選択者で、それぞれ以下のような回答結果になりました。■EV選択者『通勤や買い物など、短距離の運転が多い(73.3%)』『休日にドライブや遠出をすることが多い(57.5%)』『家族の送迎など日常使いが中心(33.5%)』『長距離の出張や帰省でよく使う(25.6%)』■EV未選択者『通勤や買い物など、短距離の運転が多い(76.1%)』『休日にドライブや遠出をすることが多い(44.3%)』『家族の送迎など日常使いが中心(25.0%)』『長距離の出張や帰省でよく使う(14.9%)』EV選択者は「休日のドライブや遠出」「長距離の出張や帰省」の割合がEV未選択者よりも高いことがわかります。EV未選択者よりも長距離の運転スタイルが比較的多く、そのためEVの走行時の騒音や振動が少ないという快適性、燃料効率のよさなどのメリットを意識することが多いと考えられます。では、EVの充電設備の状況についてはどうなのでしょうか。「EVの充電設備について、あなたの状況に近いもの」について尋ねたところ、次に買い替える車についてEV選択者・EV未選択者で、それぞれ以下のような回答結果になりました。■EV選択者『職場や近所に充電設備がある(40.6%)』『よく利用する施設や店舗に充電設備がある(39.9%)』『自宅に充電設備がある(36.8%)』『充電設備はない・どこにあるか知らない(15.8%)』■EV未選択者『充電設備はない・どこにあるか知らない(62.6%)』『よく利用する施設や店舗に充電設備がある(18.8%)』『職場や近所に充電設備がある(12.4%)』『自宅に充電設備がある(10.2%)』EV選択者は、職場・近所・よく利用する施設や店舗に充電設備があることを認識している方が多く、自宅に充電設備がある方も約4割いました。一方、EV未選択者は「充電設備はない・どこにあるか知らない」という方が約6割と圧倒的に多く、この認識不足がEV導入をためらう一因となっていると考えられます。ユーザーが本当に重視するポイントとは?充電設備の有無もEV選択に影響を与えているようですが、購入には他にもさまざまな判断要素が関わっていると考えられます。では、車を選ぶ際にどのようなポイントを重視するのでしょうか。「車を選ぶときに重視するポイント」を尋ねたところ、次に買い替える車についてEV選択者・EV未選択者で、それぞれ以下のような回答結果になりました。■EV選択者『本体価格(63.5%)』『ガソリン代・電気代(44.0%)』『走りやすさ・乗り心地(29.7%)』『補助金・減税などの優遇(27.4%)』■EV未選択者『本体価格(65.4%)』『走りやすさ・乗り心地(41.2%)』『ガソリン代・電気代(36.7%)』『デザイン・ブランド(28.9%)』上位となった項目は共通していますが、EV選択者はEV未選択者よりも「ガソリン代・電気代」を重視しており、それが燃料代が安いEVの選択につながっていることがうかがえます。また、「補助金・減税などの優遇」の割合もEV選択者はEV未選択者よりも2倍以上多く、金銭面のメリットもEVの選択を後押ししているようです。では、EVに関するニュースや制度改正は、EV購入意欲にどのような影響を与えているのでしょうか。「EVに関するニュースや政策の変化は、あなたのEV購入意欲にどのような影響を与えるか」について尋ねたところ、『充電設備が増えれば前向きになる(40.9%)』『補助金が増えれば前向きになる(40.2%)』『ガソリン車の規制が進めばEVを検討する(28.8%)』が上位になりました。『充電設備が増えれば前向きになる』『補助金が増えれば前向きになる』がほぼ同率で上位に挙がったことから、EV購入の判断には制度的・環境的な後押しが欠かせないことが示されました。EVの性能よりも、「使える環境」と「経済的メリット」を重視していると考えられます。また、『ガソリン車の規制が進めばEVを検討する』との回答も一定数見られ、政策の方向性が意識決定を左右していることがうかがえます。条件が整えば変わる未来──もしEVがもっと“身近”になったらでは、EVの価格が下がり充電環境が整った場合、どの程度の方が前向きに購入を検討するのでしょうか。「価格が下がり、充電がしやすくなったらEVを購入したいか」を尋ねたところ、約7割が『とてもそう思う(22.4%)』『ややそう思う(43.3%)』と前向きな意向を示しました。この結果から、多くの方が「条件次第で購入を検討する」姿勢であることがわかります。現時点での低い普及率は“関心の薄さ”ではなく、“環境が整っていないこと”が影響していることを示しています。では、こうしたEVシフトの流れそのものについて、どのように感じているのでしょうか。「EVシフトの流れに対して賛否の声がある中、あなた自身は今後の車選びについてどのように感じているか」を尋ねたところ、以下のような回答結果になりました。「EVは今後も広がっていくと思う」と思う方は約6割を占め、将来的な普及を肯定的に捉えている傾向が見られました。一方で、「自分自身の車選びにおいては現実的ではない」が約8割となり、市場の期待と個人の判断の間に大きなギャップが存在しています。また、「政策やメーカーの動き次第で普及は変わる」と思っている方も多く、自ら主導的にEVを選ぶ段階には至っていないことがうかがえます。「EVよりハイブリッド車などが現実的」と思っている方も多く、性能やコスト面での“ちょうどよさ”を求める意識が根強いようです。EVシフトの成否は、技術進化だけでなく、生活者が安心して選べる制度・環境づくりにかかっているといえるでしょう。まとめ:約8割が条件次第で「EV車に前向き」と回答するも現実問題EVシフトはなかなか進まず今回の調査で、日本のEVシフトは確実に関心が高まりつつあるものの、実際の購入には慎重な姿勢が残っていることが浮き彫りとなりました。次に買い替える車として最も選ばれたのは「ハイブリッド車」で、「現実的で安心できる選択肢」としての地位を保っています。このことから、環境への意識は高まりつつも、充電設備やコスト面への不安から、依然として“完全なEV移行”には慎重な姿勢がうかがえます。EVを検討する方は約4人に1人と一定数いますが、その主な理由は環境意識ではなく、「ガソリン代がかからない」「補助金・減税などの優遇がある」といった経済的要因に集中していました。一方で、EVの購入を検討していない最大の理由は「充電できる場所が少ない」で、次に「本体価格の高さ」や「航続距離への不安」が続きました。インフラとコストの問題が、購入意欲の抑制要因となっていることが明らかです。また、次に買い替える車についてEV選択者・EV未選択者では充電設備の認識に大きな差があり、EV未選択者の約6割が「充電設備はない・どこにあるか知らない」と回答しています。環境の整備不足だけでなく、情報不足も心理的障壁として作用している可能性があると言えるでしょう。ただし、「EVの価格が下がり、充電がしやすくなれば購入したい」と回答した方が約7割になったことからも、EVの普及には価格や性能の改善だけでなく、「実際に使える」「便利だと感じられる」体験価値の向上が不可欠です。総じて、EVシフトは社会的には進められているものの、生活者の間ではその動きがまだ十分に浸透していないのが実情です。多くの人にとって、EVは「身近な存在」として認識されておらず、そのことが普及の遅れにつながっていると考えられます。このギャップを埋めるためには、価格や性能の改善に加え、充電環境の拡充や補助制度の安定化など、利用しやすい環境づくりが求められます。さらに、「身近で安心して使える」という実感を育む体験機会を増やすことが、EVへの理解と関心を広げる第一歩となるでしょう。
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《第16回》【トランプ関税で中古車輸出に異変!】約9割の事業者が影響を実感、国内販売への方針転換も進行中
関税と物流変動の波が経営判断を直撃…求められる中古車ビジネスの“柔軟性”株式会社ハッピーカーズ(本社所在地:神奈川県鎌倉市、代表取締役:新佛千治)は、中古車輸出に関わる事業者を対象に、「トランプ関税がもたらす中古車輸出への影響と国内販売への意識変化」に関する実態調査を実施しました。トランプ関税が再び取り沙汰される中、中古車輸出ビジネスの現場では何らかの変化が起き始めているのかもしれません。北米をはじめとした仕向地に対する関税措置への警戒感が高まる一方で、影響の実感やその程度にはばらつきがある可能性も考えられます。また、関税リスクをきっかけに、国内販売への意識変化や事業戦略の見直しを進めている事業者も出てきているのかもしれません。実際、現場ではどのような課題が生じており、また、事業者は今後どのような対応を模索しようとしているのでしょうか。そこで今回、車買取り専門店の株式会社ハッピーカーズ(https://happycars.jp/)は、中古車輸出に関わる事業者を対象に、「トランプ関税がもたらす中古車輸出への影響と国内販売への意識変化」に関する実態調査を実施しました。調査概要:「トランプ関税がもたらす中古車輸出への影響と国内販売への意識変化」に関する調査【調査期間】2025年8月14日(木)~2025年8月17日(日)【調査方法】PRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査【調査人数】219人【調査対象】調査回答時に中古車輸出に関わる事業者と回答したモニター【調査元】株式会社ハッピーカーズ(https://happycars.jp/)【モニター提供元】PRIZMAリサーチこのままでは危ない?影響を感じている輸出先は「北米」が最多はじめに、「トランプ関税の影響を感じているか」について尋ねたところ、約9割が『非常に強く感じている(41.1%)』『ある程度感じている(49.3%)』と回答しました。大多数が何らかの影響を実感しているという結果は、関税政策の変化が広範かつ深刻に影響していることを示しています。特に、『非常に強く感じている』が4割以上であることから、単なる懸念にとどまらず、実務上の問題として直面している可能性が高いといえます。では、トランプ関税やそれに伴う世界的な価格変動・物流コスト上昇といった影響を感じている輸出先はどこなのでしょうか。前の質問で『非常に強く感じている』『ある程度感じている』と回答した方に、「トランプ関税やそれに伴う世界的な価格変動・物流コスト上昇などについて、影響を感じている輸出先はどこか」と尋ねたところ、『北米(関税率の上昇により価格競争力が低下した)(58.1%)』が最も多く、『アジア(物流網の逼迫や燃料コスト上昇など、米国発の経済変動の波及により納期遅延やコスト増が生じている)(43.9%)』『アフリカ(米国の関税政策に伴う世界的な価格変動の影響で、再販価格が下がり購買力が低下している)(41.4%)』となりました。「北米」への依存度が高い事業者が多いため、関税率上昇による価格競争力の低下は、他の地域と比較してもより直接的な影響を及ぼしているようです。また、「アジア」や「アフリカ」などでも物流網や再販価格への波及的影響が確認され、トランプ関税のインパクトが世界的な規模であることがうかがえます。では、実際に取引が多い地域はどこなのでしょうか。「現在、最も取引が多い仕向地(輸出先)」について尋ねたところ、『北米(例:アメリカ、カナダ)(39.3%)』が最多で、『アジア(例:バングラデシュ、ミャンマー、スリランカなど)(37.0%)』『中東(例:UAE、サウジアラビア、ヨルダンなど)(16.0%)』となりました。輸出先の中心は「北米」と「アジア」に集中しており、この2つの地域が業界全体の輸出構造を支えているといえるでしょう。関税の影響が大きい「北米」と、物流変動の大きい「アジア」の2つを抱えていることで、リスク分散がしづらい状態にあるのかもしれません。現場はすでに動いている。物流・在庫・価格、1番困っているのは?そのような背景から、業務における課題はどこに集中しているのでしょうか。「現在、業務上最も困っている点」について尋ねたところ、『価格設定の難しさ(43.4%)』が最も多く、『為替変動の影響(21.9%)』『在庫の回転率の悪化(21.5%)』となりました。「価格設定の難しさ」が最多となった背景には、関税や為替、物流コストの多重的な変動があり、利益を確保しながら市場競争に対応するハードルが高くなっていると考えられます。また、「為替」や「在庫」に関する回答も一定数見られ、複合的なコスト構造に苦慮している実態が浮かび上がりました。その中でも、在庫の回転率に関してどのような課題を感じているのでしょうか。「現在の在庫の回転率について、どのような課題を感じているか」について尋ねたところ、『回転率が落ちて保管スペースに余裕がない/コスト増(45.2%)』が最多で、『回転率が落ちて資金繰りが悪化している(38.8%)』『数値としては回転率を維持しているが、販売時期のズレや需給の見通しに課題があると感じている(31.5%)』となりました。回転率の低下により、物理的な保管の困難と資金繰りの悪化が顕在化しています。これは、中長期の需給見通しが不安定なことによる販売計画の不透明さにもつながっており、仕入れ計画や在庫管理体制の再構築が求められていることがうかがえます。では、不安定な輸出を前提に、どのような対策が検討されているのでしょうか。「輸出が不安定化した場合のリスクヘッジとして有効だと思う手段」について尋ねたところ、『販売エリアの分散(44.8%)』が最多で、『仕入れ価格の調整交渉(39.7%)』『国内販売へのシフト(34.3%)』となりました。特定市場への依存を避ける「分散」戦略が有効と考えられており、また、コスト交渉や国内シフトなど、柔軟な対応策が模索されていることがわかりました。国内販売への方針転換と今後の展望、変わる販路、変える戦略。「国内回帰」はアリか?実際に、輸出偏重からのシフトはどの程度進んでいるのでしょうか。「トランプ関税の影響を受けて、国内販売強化への方針転換を検討しているか」と尋ねたところ、以下のような回答結果になりました。『すでに国内販売へシフトしている(16.9%)』『検討を始めている(58.5%)』『検討していないが関心はある(17.8%)』『今のところは全く考えていない(6.8%)』約8割が国内販売に前向きであるという結果は、輸出ビジネスの変調に対する現場の危機感のあらわれといえます。しかしながら、『すでに国内販売へシフトしている』との回答も一定数見られたことから、対応のスピード感には差があるようです。そのような中、中古車の輸出と国内販売のバランスは今後どうなると考えているのでしょうか。「今後、中古車の輸出と国内販売のバランスはどうなると思うか」と尋ねたところ、以下のような回答結果になりました。『国内販売が主軸になる(44.3%)』『輸出が主軸だが国内販売も始めると思う(47.5%)』『半々くらいにシフトすると思う(8.2%)』『国内販売が主軸になる』と回答した方が約4割いますが、完全な国内シフトではなく、あくまで輸出と国内の「ハイブリッド運用」が現実的な戦略として見られているようです。これは輸出に一定の魅力や優位性が残る一方で、国内市場の安定性も重視していることを示していますが、輸出継続に向けて、どのような手段を考えているのでしょうか。「今後、輸出ビジネスの維持・拡大に向けて検討している対応策」について尋ねたところ、『新たな販路の開拓(42.5%)』が最多で、『既存仕向地での深堀り(38.8%)』『為替ヘッジ導入(37.4%)』となりました。外部環境の変化に耐えるためには、「販路拡大」と「コスト変動への備え」が両輪となって機能する必要があると考える方が多いようです。為替や関税の影響が長期化する場合には、仕入れや販売の最適化が今後の生存戦略の中核になると考えられます。国内市場で勝つために、注目すべき次の一手とは?最後に、今後の国内販売において注目しているポイントについてうかがいました。「今後の国内販売において注目しているポイント」について尋ねたところ、『中古車価格の適正化(48.4%)』が最多で、『フランチャイズなどのスケール型販売モデル(37.9%)』『資金繰り・在庫回転の改善(33.3%)』となりました。価格競争力の確保は国内市場でも重要課題である一方、効率的な販売網の構築や在庫管理手法の工夫にも関心が集まっています。今後は、大規模展開と地域密着のバランスをどうとるかが戦略的な分岐点となるかもしれません。まとめ:輸出依存からの脱却と国内戦略の模索が進む中古車ビジネスの現状が明らかに今回の調査で、トランプ関税をはじめとする外的変化に対する中古車輸出業界の危機意識が非常に高いことが明らかになりました。約9割の事業者がトランプ関税による影響を感じており、「北米」への輸出において価格競争力の低下や物流コストの上昇が顕著にあらわれています。この影響は、一地域の問題にとどまらず、「アジア」や「アフリカ」などにも波及しており、輸出全体の安定性が揺らいでいる状況がうかがえます。こうした外的変動の中で、事業者が業務上最も困難を感じているのは「価格設定の難しさ」で、在庫の回転率について「保管スペースに余裕がない」や「資金繰りの悪化」といった問題も深刻化しているようです。その結果として、約6割の事業者が国内販売への方針転換を検討しており、すでに国内販売へシフトしているケースも約2割見られました。今後の販売バランスについても、「輸出が主軸だが国内販売も始める」「国内販売が主軸になる」といった回答が多数を占めており、輸出偏重からの脱却を図る動きが明確になっています。一方で、輸出ビジネス自体を完全に放棄するのではなく、「新たな販路の開拓」や「既存仕向地での深堀り」「為替ヘッジの導入」など、多面的な対応が検討されていることもわかりました。さらに、国内販売においては「価格の適正化」に加え、「スケール型販売モデル」や「資金繰り・在庫回転の改善」といったことが注目されており、これまでの輸出モデルとは異なる新たな視点が求められています。この結果から、中古車業界が外的リスクを受け入れながらも、それに対応する柔軟な戦略転換期に差しかかっているといえるのではないでしょうか。
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《第15回》【AI導入で削減・縮小が進む業務・職種は?】中小企業の人材戦略が変化 削減対象は事務・経理が多数
コスト・専門人材不足・使い方の不安が導入の壁に 中小企業の本音と課題が明らかに株式会社ハッピーカーズ(本社所在地:神奈川県鎌倉市、代表取締役:新佛千治)は、①IT・ソフトウェア業②建設業(製造含む)③サービス業(接客・宿泊・飲食など)の中小企業の経営者を対象に、「AI時代の人材配置と経営判断」に関する調査を実施しました。少子高齢化が加速する日本において、慢性的な人材不足はもはや一部の業界の問題ではなく、企業経営全体に影響を及ぼす構造的課題となっています。とりわけ中小企業では、採用難や業務の属人化、従業員のスキル不足といった複合的な問題が顕在化しており、その解決には業務改革と同時に人材の再定義が求められています。こうした背景がある中、AIの導入が進みつつありますが、「何をAIに任せ、何を人に残すのか」という判断軸はいまだに定まっていません。業務の再設計、体制の見直し、人材評価の観点から、経営者はどのような未来を描いているのでしょうか。そこで今回、車買取り専門店の株式会社ハッピーカーズ(https://happycars.jp/)は、①IT・ソフトウェア業②建設業(製造含む)③サービス業(接客・宿泊・飲食など)の中小企業の経営者を対象に、「AI時代の人材配置と経営判断」に関する調査を実施しました。調査概要:「AI時代の人材配置と経営判断」に関する調査【調査期間】2025年6月9日(月)~2025年6月11日(水)【調査方法】PRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査【調査人数】1,007人【調査対象】調査回答時に①IT・ソフトウェア業②建設業(製造含む)③サービス業(接客・宿泊・飲食など)の中小企業の経営者であると回答したモニター【調査元】株式会社ハッピーカーズ(https://happycars.jp/)【モニター提供元】PRIZMAリサーチAI導入は人材不足の“救世主”になり得るのか?はじめに、AI導入の背景として、人材不足についてうかがいました。「現在人材不足を感じているか」と尋ねたところ、下記のような回答結果となりました。【IT・ソフトウェア業の経営者】『とても感じている(37.7%)』『やや感じている(35.3%)』『あまり感じていない(12.2%)』『全く感じていない(14.8%)』【建設業の経営者】『とても感じている(31.7%)』『やや感じている(38.9%)』『あまり感じていない(20.7%)』『全く感じていない(8.7%)』【サービス業の経営者】『とても感じている(27.7%)』『やや感じている(36.9%)』『あまり感じていない(20.5%)』『全く感じていない(14.9%)』どの業種の中小企業の経営者も約7割が人材不足を感じており、特にIT・ソフトウェア業ではその割合が高く、切実な課題と捉えている実態がうかがえます。業種を問わず人材の確保が困難になっていることが推察されます。こうした状況は、業務効率化や代替手段としてのAI導入への関心や必要性を高める背景となっているといえるでしょう。続いて、「業務におけるAIの導入状況」について尋ねたところ、下記のような回答結果となりました。【IT・ソフトウェア業の経営者】『導入している(39.7%)』『導入に向けて準備中(21.7%)』『未導入だが検討中(15.7%)』『導入予定はない(22.9%)』【建設業の経営者】『導入している(9.9%)』『導入に向けて準備中(13.5%)』『未導入だが検討中(24.6%)』『導入予定はない(52.0%)』【サービス業の経営者】『導入している(16.4%)』『導入に向けて準備中(14.0%)』『未導入だが検討中(32.1%)』『導入予定はない(37.5%)』IT・ソフトウェア業は約6割が「導入している・準備中」ですが、建設業とサービス業は「導入している・準備中」の割合は低く、特に建設業では「予定はない」が約半数と、AIの導入が進んでいない実態が明らかになりました。これは、業種や社内体制、導入目的の明確さなどにより、導入のハードルや優先度が異なっている可能性を示唆しています。ここからは、前の質問で『導入している』『導入に向けて準備中』『未導入だが検討中』と回答した方にうかがいました。「AIを導入している、または導入を検討している業務領域」について尋ねたところ、『一般事務・データ入力の自動化(41.6%)』が最も多く、『顧客対応(30.5%)』『勤怠管理・人事労務の効率化(27.1%)』と続きました。AI活用は「まずは簡易な業務から」という傾向が強く、日常的かつ定型的な業務から導入されていることがうかがえます。経営者は「人の判断が不要な作業」でこそ、AIの力が発揮されると認識しているといえるでしょう。次に、「AI導入によって人員削減を行った、または行う予定はあるか」と尋ねたところ、『はい(48.9%)』『いいえ(51.1%)』という結果になりました。AI導入が必ずしも人員削減と直結しているわけではないものの、約半数の企業が何らかの削減を行った、または行う意向があることが明らかになりました。「AI導入により削減または縮小を行った、もしくは検討している業務・職種」について尋ねたところ、『データ入力・管理業務(47.0%)』『事務・総務・庶務業務(35.6%)』『会計・経理業務(31.8%)』が上位を占めました。削減・縮小対象として多く挙げられたのは、『データ入力・管理業務』『事務・総務・庶務業務』『会計・経理業務』といった、定型的・反復的な業務が中心です。これは、AIの導入によって効率化が比較的容易な領域から自動化が進んでいることを示しており、企業の業務設計や人材配置の見直しが始まっている兆しといえそうです。AI活用の必要性と、導入における不安・課題では、今後さらに人材不足が進行すると予想される中で、AI活用への期待はどの程度高まっているのでしょうか。再び全員にうかがいました。「人材不足の加速が考えられるが、AI導入や活用の必要性をどの程度感じているか」について尋ねたところ、6割以上の方が『とても感じている(28.3%)』『やや感じている(36.2%)』と回答しました。6割以上の方が何らかの形でAI導入の必要性を認識しており、今後の労働力不足への備えとしてAI活用が有効だと捉えられていることがわかります。続いて、AI導入において企業が感じている不安や課題点についてうかがいました。「AI導入に関する不安・課題」について尋ねたところ、『導入コストが高い(34.7%)』『社内に詳しい人材がいない(32.1%)』『活用方法がわからない(23.3%)』が上位になりました。多くの中小企業の経営者にとって、コスト面や人材面の不安や課題がAI導入のハードルとなっていることが明らかになりました。単にツールを用意するだけではなく、それを使いこなす人材の育成や運用環境の整備が伴わなければ成果は見込めないという現実が浮き彫りになっています。また、「効果が見えにくい」「浸透しない」といった声もあり、導入後の活用フェーズにも課題があることがうかがえます。AIでは代替できない“人の強み”とは?変わる仕事と求められるスキルの正体一方で、AIがどれだけ進化しても、人にしかできないと考えられている業務もあります。「AIが普及しても“人による対応”が必要だと感じる業務」について尋ねたところ、『顧客との信頼関係構築(44.8%)』『クレーム対応(33.6%)』『現場での臨機応変な判断・対応(31.3%)』が上位を占めました。感情的なやり取りや関係性の構築、複雑な判断を伴う業務は、AIでは代替しにくいという認識が広く共有されています。こうした業務では、共感力や柔軟な思考、人間特有の文脈理解が重視されるため、人が担うべき領域として捉えられているのでしょう。AIの導入が進むほどに、人間ならではの価値がより鮮明になっていくようです。では、AI時代において「人にしかできない」価値を生むために、どのようなスキルが重要視されているのでしょうか。「今後AIが普及した場合に、価値が高まると考えるスキルや資質」について尋ねたところ、『コミュニケーション力(39.8%)』『問題解決能力(35.2%)』『創造力・企画力(33.9%)』が上位にあがりました。AIの普及によって「人にしかできないスキル」が一層重視されると考える方が多いようです。特に「コミュニケーション力」や「問題解決能力」は、機械的な処理では代替しづらい「対人関係の構築」や「柔軟な判断・対応」に直結しており、今後の職場における価値の源泉と見なされているといえます。また、「創造力・企画力」や「感情への共感力・人間的魅力」も上位にあがっており、単に指示通りに作業する能力ではなく、自ら考え、感じ、提案できる能力が求められていることがわかります。AIで変わるのは企業だけではない。“働く人の意識”も再定義を迫られる最後に、AIや働き方の変化により、個人の意識や行動にも変化が必要だと感じるかについてうかがいました。「AIの普及や働き方の変化により、働く人が“自身の働き方”を見直す必要性を感じるか」について尋ねたところ、約7割が『強くそう感じる(21.3%)』『ある程度感じる(50.5%)』と回答しました。AIを含むテクノロジーの進化により、仕事のあり方そのものが見直されつつある今、多くの方が自分自身のスキルや役割についての意識を変える必要があると考えていることが明らかになりました。これは「変化への適応」が新たなスタンダードとなりつつあることを意味しており、学び続ける姿勢や柔軟なマインドセットが重要視されていることの表れともいえます。単なる業務効率化ではなく、人の成長と組織変革を両立させる新しい働き方が求められている時代といえるでしょう。まとめ:AI導入に揺れる経営判断と人材活用の未来今回の調査で、中小企業の経営者の人材不足の実感と、AI導入の実態が明らかになりました。人材不足に対して、AIの導入が解決策として注目されていますが、導入状況は業種によって差があり、普及には課題があることも明らかになりました。AIが導入されている業務領域は、一般事務やデータ入力などの定型業務が中心であり、これらは同時に人員削減の対象ともなっています。実際に、AI導入によって人員削減を行った、または今後行う予定の企業が半数近くに上ることから、業務効率化とコスト削減を重視した経営判断が背景にあると考えられます。一方で、「顧客との信頼関係構築」や「クレーム対応」など、人間でなければ対応できない業務も依然として重要視されており、AIでは代替が難しい領域での人の価値が再評価されています。それに伴い、「コミュニケーション力」「問題解決能力」「創造力」など、非定型スキルへの期待が高まっている点も注目されます。さらに、AIの普及や働き方の変化を受けて、「自身の働き方を見直す必要がある」と考える経営者は7割を超えており、今後はテクノロジーを活用しながらも、人の力をどう活かすかが問われる時代が本格的に到来しています。AI導入の可否だけでなく、それを前提とした人材戦略と業務再設計が、企業の持続的な成長の鍵になるといえるでしょう。
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《第14回》初任給は上げたけど…既存社員はそのまま?給与対応に“世代差”くっきり 経営者7割が「自社の給与水準は高い」と回答
広がる賃上げの波。企業は売上・利益の確保とコスト高の板挟みに株式会社ハッピーカーズ(本社所在地:神奈川県鎌倉市、代表取締役:新佛千治)は、中小企業経営者を対象に「中小企業の初任給と給与水準の変化」に関する調査を実施しました。物価高や人材獲得競争が激化するなか、企業には「賃上げ」への対応が強く求められています。しかし、限られた経営資源の中で継続的な賃上げを実現するのは決して簡単ではありません。では、実際に経営の舵取りを担う中小企業の経営者たちは、自社の給与水準や賃上げの必要性について、どのように感じているのでしょうか。そこで今回、車買取り専門店の株式会社ハッピーカーズ(https://happycars.jp/)は、中小企業経営者を対象に「中小企業の初任給と給与水準の変化」に関する調査を実施しました。調査概要:「中小企業の初任給と給与水準の変化」に関する調査【調査期間】2025年4月16日(水)~2025年4月17日(木)【調査方法】PRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査【調査人数】1,005人【調査対象】調査回答時に新卒の採用を行っている中小企業経営者と回答したモニター【調査元】株式会社ハッピーカーズ(https://happycars.jp/)【モニター提供元】PRIZMAリサーチ過去3年で初任給の引き上げを行った中小企業は7割超はじめに、「過去3年間で新卒の初任給の引き上げ実施状況」について質問したところ、7割以上が『引き上げた(75.4%)』と回答しました。実に4社に3社が初任給を引き上げており、賃上げの動きは大企業にとどまらず社会全体に広く波及していることがわかります。一方で『変更なし』とした企業は2割未満、『引き下げた』とする企業も1割に満たない点から、現状維持や減額は例外的な対応であるようです。次に、実際に行われた初任給引き上げの規模についてうかがいました。「新卒の初任給の引き上げ率」について尋ねたところ、『3%以上〜5%未満(38.7%)』が最多で、『5%以上〜10%未満(32.5%)』と続きました。約7割が「3%〜10%未満」の範囲で引き上げており、現実的かつ段階的な引き上げが主流であることがわかります。では、なぜ新卒の初任給の引き上げを実施したのでしょうか?「初任給を引き上げた理由」について質問したところ、『採用競争力を高めるため(62.9%)』が最多で、『インフレ・物価上昇への対応(46.4%)』『競合企業の給与水準に合わせたため(41.4%)』などが上位にあがりました。上位3つに関しては、若年層人材の確保と職場への定着に対する強い危機感があると考えられます。早期離職が増加する中で、待遇への満足度は、その後の定着やエンゲージメントにも直結します。初任給の引き上げは単なる採用対策ではなく、若手人材の確保と離職率を下げる手段としての意味合いも強まっているのかもしれません。新卒初任給引き上げラッシュの中、既存従業員の給与の変化は…?では、既存従業員の給与について、中小企業はどのように対応しているのでしょうか?「過去3年間における、定期昇給や制度的な昇給ではない、既存従業員への給与(基本給)対応」について質問したところ、『一部の社員に対して引き上げを行った(25.2%)』『全社員一律で引き上げを行った(53.0%)』となりました。半数を超える企業が、全社員に対する一律昇給を実施しており、インフレへの対応や待遇改善としての位置づけがうかがえます。一部の社員のみ引き上げた企業も2割以上いるようですが、どの社員に対して引き上げを行ったのでしょうか?「給与の引き上げを行った従業員の属性」について尋ねたところ、『若手社員(46.3%)』が最多で、『中堅社員(29.6%)』『管理職(12.3%)』となりました。中堅社員より若手社員の給与を引き上げている企業が多いようです。将来的な人材育成の必要性や定着率向上といった企業が抱える課題が浮き彫りとなっています。では、どの程度給与の引き上げを行ったでしょうか。「一部の社員」と「全社員一律」で給与を引き上げたと回答した方に、「該当社員への給与引き上げ率」について質問したところ、『10%未満(45.9%)』が最多で、『10%以上〜20%未満(29.8%)』となりました。約半数が「10%未満」とする中、「10%以上」引き上げた企業も半数あり、中小企業が積極的に給与を引き上げている様子がうかがえます。さまざまなコストがあがっている現状で、給与の引き上げは企業にとって負担増になりますが、それでも賃上げを進めるべき必要性に迫られているといえるでしょう。では実際に、企業はどのような目的や背景で既存従業員の給与引き上げを実施しているのでしょうか。「既存従業員の給与を引き上げた理由」について質問したところ、『モチベーション向上のため(55.6%)』が最も多く、その他『インフレ・物価上昇に対応(41.9%)』『初任給を引き上げたため(34.1%)』が上位にあがりました。企業にとって即効性のあるエンゲージメント施策として、給与アップによる社員のモチベーション向上が位置づけられていると考えられます。また、物価高騰や初任給引き上げによる社内不均衡を避けるための対応など、さまざまな背景があることがわかりました。経営者が明かす“賃上げの壁”と課題とは中小企業の賃上げの実態が明らかになりましたが、同業界における自社の給与水準やこれからの賃上げについてはどのように考えているのでしょうか。「業界内での自社の給与水準」について尋ねたところ、以下の回答結果となりました。■同業他社と比較した際、現在の自社の給与水準はどのように感じていますか?『とても高い方だと思う(14.0%)』『やや高い方だと思う(55.3%)』『やや低い方だと思う(26.9%)』『とても低い方だと思う(3.8%)』自社の給与水準に一定の自信を持っている経営者がやや多いようです。しかしその一方で、世間一般では「給与が上がらない」「生活に見合っていない」といった従業員側の不満が依然として根強く存在しており、以前実施した働き盛り世代への調査(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000020.000126517.html)では、約6割の方が現在の給与に満足していないと回答しています。経営者と、現場で働く従業員との間に、給与に対する認識や評価にズレが生じている様子がうかがえます。では、今後さらに賃上げが加速する場合、会社として何が必要だと思うのでしょうか。「今後、賃上げが続く場合に必要なこと」を質問したところ、『売上・利益の拡大(59.4%)』が最多で、『労働生産性の向上(43.9%)』『業務のDX化(27.7%)』などが上位にあがりました。持続的な賃上げを実現するためには、経営基盤の強化が不可欠という共通認識があることがわかりましたが、中小企業にとって賃上げにはどのような課題があるのでしょうか。「賃上げを進める上で、最も大きなハードルとなっている要因」について質問したところ、『原材料・仕入コストの上昇(29.0%)』『人件費比率の高さ(20.6%)』『利益率の低さ(19.8%)』という声が多く集まりました。人件費を含むコストの増加が最大の懸念であるようですが、その他にも利益が低いことなど多面的な課題が浮き彫りとなりました。中小企業にとっては、賃上げが経営全体のバランスに直結する難題であることがうかがえます。継続的な賃上げへの意欲があっても、財務的な制約が足かせとなっている企業も多いといえるでしょう。まとめ:中小企業の賃上げ、その先に問われる“企業と個人の選択”とは今回の調査の結果から、中小企業における賃上げの実態が明らかになりました。中小企業においても賃上げの動きが着実に進んでおり、とくに新卒初任給の引き上げに関しては、実に7割超の企業が過去3年間で実施済みであることが明らかになりました。その背景には、人手不足による採用競争力の強化や物価高騰への対応といった現在の社会情勢が強く影響しているようです。また、新卒社員にとどまらず、既存社員の給与水準も引き上げる企業が多く、全社員一律での引き上げを行った企業が半数を超える結果となりました。中でも若手社員への処遇改善が目立ち、今後の成長を支える人材への投資意識が高まっていることがわかります。給与引き上げの目的として最も多かったのは「モチベーション向上」で、賃上げを通じて社員のやる気や帰属意識を高めたいという経営側の意図が強く反映されていました。一方で、持続的な賃上げを実現していく上では課題も多く、経営者の多くが「売上・利益の拡大」や「生産性向上」を今後の条件としてあげていました。とくに原材料や人件費といった複合的なコスト圧力は、賃上げを阻む大きな壁としてあるようで、意欲だけではどうにもならない現実的な課題が浮き彫りとなりました。賃上げの動きが社会全体で広がっていても、すべての企業が十分な余力を持って対応できるわけではなく、中小企業ほど多くのハードルを抱えているのが現実です。そうした中で、働く個人としても賃上げに期待するだけではなく、副業や独立といった収入の選択肢を持つことも、これからの時代には必要になってくるのかもしれません。
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《第13回》【退職金と早期退職がライフプランに与える影響】退職金に代わる収入確保の必要性を40~50代の約8割が感じていた!想定している退職金は500万円未満が最多の結果に。
退職後の不安を軽減するには「昇進や昇給の限界を感じたとき」行動を起こすべき!?株式会社ハッピーカーズ(本社所在地:神奈川県鎌倉市、代表取締役:新佛千治)は、40~50代の会社員を対象に、「退職金と早期退職がライフプランに与える影響」に関する調査を実施しました。人生100年時代が現実となり、退職後の20年から30年以上の長い期間を見据えた生活設計が必要不可欠となっています。近年、企業の早期退職制度の導入も増加しており、退職後の生活に不安を抱いている方もいるでしょう。そのような中で、退職金が減る可能性や早期退職後の収入確保の課題は、40~50代が考えるライフプランにどのように影響しているのでしょうか。そこで今回、車買取り専門店の株式会社ハッピーカーズ(https://happycars.jp/)は、40~50代の会社員を対象に、「退職金と早期退職がライフプランに与える影響」に関する調査を実施しました。調査概要:「退職金と早期退職がライフプランに与える影響」に関する調査【調査期間】2025年2月17日(月)~2025年2月19日(水)【調査方法】PRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査【調査人数】1,007人【調査対象】調査回答時に40~50代の会社員と回答したモニター【調査元】株式会社ハッピーカーズ(https://happycars.jp/)【モニター提供元】PRIZMAリサーチ早期退職、あなたは魅力的?退職金割増だけじゃない、再就職支援への期待はじめに、「早期退職の募集があった場合、あなたにとってそれは魅力的な選択肢ですか?」と質問したところ、『とても魅力的に感じる(18.8%)』『やや魅力的に感じる(34.9%)』『あまり魅力を感じない(28.3%)』『全く魅力を感じない(18.0%)』という回答結果になりました。早期退職に対して、魅力を感じる方、感じない方の割合はほぼ同じであることがわかりました。では、どのような条件があれば早期退職制度を魅力的だと感じるのでしょうか。前の質問で、『あまり魅力を感じない』『全く魅力を感じない』と回答した方にうかがいました。「どのような条件があれば、早期退職制度をより魅力的に感じますか?(上位3つまで選択可)」と質問したところ、『退職金の大幅な割増額が支給される場合(64.4%)』と回答した方が最も多く、次いで『退職後の生活費が十分に確保できる場合(36.5%)』『再就職支援が充実している場合(35.4%)』となりました。退職金の増額が最も多く、他にも退職後の生活費を確保できる、再就職支援の充実といった条件があれば魅力的だと感じることがわかりました。一方で、早期退職制度を魅力的だと感じている方は、どのような理由でそう感じているのでしょうか。ここからは、先程の質問で『とても魅力的に感じる』『やや魅力的に感じる』と回答した方に聞きました。「早期退職制度を、魅力的だと感じている理由を教えてください(複数選択可)」と質問したところ、『早期退職制度の条件が良さそう(52.1%)』と回答した方が最も多く、次いで『仕事のストレスが大きい(32.2%)』『給与や待遇に不満がある(26.3%)』となりました。早期退職制度の内容だけでなく、現在の仕事に対するストレスや不満も大きく影響しているようですが、早期退職後、どのような進路を考えているのでしょう。続いて、「早期退職後の進路として、あなたの考えに近いものを選んでください」と質問したところ、『フルタイムで安定した職場で働く(49.5%)』と回答した方が最も多く、次いで『パートタイムや契約社員など柔軟に働く(22.4%)』『起業やフリーランスとして働く(10.5%)』となりました。多くの方が退職後も安定した収入を求めており、完全にリタイアするのではなく、働き方の選択肢を広げたいと考えていることがうかがえる結果になりました。退職金の支給額が減る可能性についてどう感じている?では、実際に退職時に受け取る退職金について、どの程度の金額を想定しているのでしょうか。ここからは、退職金制度がある会社に勤めている方に聞きました。「あなたが想定している退職金を教えてください」と質問したところ、以下のような回答結果になりました。『500万円未満(22.3%)』『500万円~800万円未満(16.1%)』『800万円~1,200万円未満(17.9%)』『1,200万円~1,800万円未満(13.3%)』『1,800万円~2,500万円未満(14.1%)』『2,500万円以上(16.3%)』『500万円未満』や『800万円~1,200万円未満』が上位になりましたが、想定している退職金の金額には幅があり、個人の勤続年数や企業の制度による違いが大きいことがうかがえます。現在の退職金は長く勤続した方ほど税金が軽くなる仕組みになっていますが、政府はこのような退職金課税制度の見直しを検討したこともあり、今後支給額が減る可能性もあります。そのことについてどのように考えているのか詳しく聞いてみました。■退職金の支給額が減る可能性についてどう考える?・より転職を加速させるような気がする(40代/女性/大阪府)・納得できる説明が必要(50代/男性/神奈川県)・減る前に早期退職したい(50代/男性/愛知県)・退職金を踏まえて人生設計しているので非常に困る(50代/男性/埼玉県)退職金の支給額が減る可能性について、納得できる説明が必要、勤続年数が関係ないのであれば転職する方が増えそう、退職金を踏まえて人生設計をしているので困るといった意見が見られました。約8割が退職金に代わる収入確保の必要性を感じていた次に、退職金制度がない会社に勤めている方に、退職金に代わる資金の準備についてうかがいました。「退職金に代わる資金を準備していますか?」と質問したところ、『十分に準備できている(3.2%)』『多少準備できている(23.4%)』『あまり準備できていない(37.9%)』『全く準備できていない(35.5%)』という回答結果になりました。『十分に準備できている』『多少準備できている』と回答した方は少数で、大多数の方が退職金に代わる資金の準備は十分にできていないようです。では、どのような理由で資金を十分に準備できていないのでしょうか。前の質問で、『多少準備できている』『あまり準備できていない』『全く準備できていない』と回答した方に聞きました。「資金の準備を十分にできていない理由として、最も当てはまるものを選んでください」と質問したところ、『子どもの教育費や家族の支出が優先されているため(26.4%)』と回答した方が最も多く、次いで『物価高騰で生活費が増えたため(25.4%)』『計画を立てていなかったため(15.4%)』となりました。子どもの教育費や家族の支出、物価高騰による生活費の増加などが資金の準備に大きく影響していることがわかりました。また、退職金に代わる資金を準備する計画を立てていなかった方もいるようですが、退職金に代わる収入確保の必要性を感じている方はどの程度いるのでしょう。退職金制度がない会社に勤めている方に、「退職金に代わる収入確保についてどの程度必要性を感じていますか?」と質問したところ、約8割の方が『とても感じている(39.9%)』『やや感じている(37.9%)』と回答しました。大多数の方が、退職金に代わる収入を確保する必要性を感じていることが明らかになりました。退職後の不安を軽減するために、キャリアを見直すべきタイミングとは?では、退職後の不安を軽減するためには、どのようなタイミングで行動を起こすことが重要だと思っているのでしょうか。再び全員に、「ご自身のキャリアを振り返った際、“どのようなときに”行動を起こせば退職後の不安軽減に繋がると思いますか?」と質問したところ、『昇進や昇給の限界を感じたとき(36.1%)』と回答した方が最も多く、次いで『上司や経営層からのサポートや期待を感じないとき(15.2%)』『自身のスキルや経験が不足していると感じたとき(14.2%)』となりました。キャリアの行き詰まりや、自身のスキルや経験不足を感じたときに、将来を見据えた行動を起こすことで不安を軽減できると思っていることがわかりました。まとめ:退職後の資金に関しての不安を軽減するには「キャリアの行き詰まり」や「自身のスキルや経験不足」を感じたときに将来を見据えた行動を起こすべき!今回の調査で、40~50代の会社員の早期退職と退職金についての意識が明らかになりました。早期退職制度について、魅力的だと感じる方と感じない方はほぼ同数で、魅力的だと感じる理由としては「早期退職制度の条件が良い」「仕事のストレスが大きい」「給与や待遇に不満がある」などが挙がったことから、早期退職制度の内容だけでなく、現在の職場環境やキャリアについての不満も魅力を感じるかどうかに大きく影響していることがわかりました。早期退職制度を魅力的だと感じる条件としては、「退職金の大幅な割増」「退職後の生活費の確保」「再就職支援の充実」が上位に挙がり、経済的な安定が早期退職制度を魅力的だと感じる重要な要素であることが示されました。早期退職制度に魅力を感じてはいるものの、多くの方が早期退職後も「フルタイムで安定した職場で働く」や「柔軟に働く」「起業・フリーランスとして働く」と回答し、何らかの形で働き続けようと考えていることが明らかになりました。退職金制度がある会社に勤めている方の退職金想定額は、「500万円未満」や「800万円~1,200万円未満」が多く、今後退職金が減る可能性があることについては、納得できる説明が必要、転職する方が増えそうといった意見が見られました。退職金制度がない会社に勤めている方の多くは、退職金に代わる収入確保の必要性を感じているものの、「子どもの教育費や家族の支出が優先されている」「物価高騰による生活費の増加」「計画を立てていなかった」といった理由で、退職金に代わる資金を十分に準備できていないことがわかりました。退職後の不安を軽減するために行動を起こすタイミングについては、「昇進や昇給の限界」や「上司や経営層からのサポートや期待がない」「自身のスキルや経験が不足している」などを感じたときと回答した方が多く、将来を見据えた決断をすることの重要性が示されました。このような結果から、退職後に安心して暮らしていくためには、退職後のライフプランを早い段階から考え、資金の確保やキャリアの選択肢を広げることが重要なのではないでしょうか。
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《第12回》7割が将来のキャリア形成に不安!働き盛り世代の理想の働き方とは?
30~40代既婚男性の4割が仕事と私生活のバランスに不満を抱いていることが判明株式会社ハッピーカーズ(本社所在地:神奈川県鎌倉市、代表取締役:新佛千治)は、30~40代の既婚男性を対象に「働き盛り世代のキャリア形成」に関する調査を実施しました。働き盛りである30~40代は、家庭や育児の責任を果たしながらキャリア形成や収入の安定を目指す方も多いのではないでしょうか。しかし、仕事と家庭の両立や昇進、収入の限界など、多くの問題に直面している方も少なくありません。女性の社会進出も増え共働きも増えている中、女性だけでなく男性は働き方やキャリア形成についてどのように感じ、考えているのでしょうか。そこで今回、車買取り専門店の株式会社ハッピーカーズ(https://happycars.jp/)は、30~40代の既婚男性を対象に「働き盛り世代のキャリア形成」に関する調査を実施しました。調査概要:「働き盛り世代のキャリア形成」に関する調査【調査期間】2024年12月17日(火)~2024年12月18日(水)【調査方法】PRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査【調査人数】1,023人【調査対象】調査回答時に30~40代の既婚男性であると回答したモニター【調査元】株式会社ハッピーカーズ(https://happycars.jp/)【モニター提供元】PRIZMAリサーチ現在の収入で家計が潤っているのはわずか4割はじめに、今回協力していただいた方が経営する業種の分布は以下の通りです。『一般社員(45.1%)』『係長・主任クラス(23.5%)』『課長クラス(20.7%)』『部長クラス(7.8%)』『次長クラス(2.4%)』『契約社員・派遣社員(0.5%)』そこで、平均の月収をうかがっていきました。「現在の手取りの平均月収はどれくらいですか?」と質問したところ、『30万円~40万円未満(31.0%)』と回答した方が最も多く、『20万円~30万円未満(24.1%)』『40万円~50万円未満(19.9%)』と続きました。平均月収は30万円前後に集中しており、やや高めの収入層も見受けられます。ではその月収に満足しているのでしょうか?続いて、「現在の収入に満足していますか?」と質問したところ、約6割の方が『全く満足していない(19.7%)』または『あまり満足していない(37.0%)』と回答しました。収入への満足度は低く、6割近くが満足していないことが分かりました。では、そのように回答した理由をうかがっていきます。■『あまり満足していない』または『全く満足していない』と回答した理由とは?『20万円~30万円未満』と回答した方・物価が上がっているのに給料が上がらない(一般社員/30代/東京都)・業務の責任に全く見合っていない(一般社員/30代/千葉県)・教育費、食費きついから(係長・主任クラス/40代/京都府)『30万円~40万円未満』と回答した方・頑張っているが、給与は上がらない、物価高で困る(係長・主任クラス/40代/東京都)・社会保険や税金が高い(係長・主任クラス/40代/千葉県)・教育費の出費がかさむから足り無い(課長クラス/40代/愛知県)『40万円~50万円未満』と回答した方・物価が上がっているのに給料が上がらない(一般社員/30代/東京都)・成果に伴ってない。将来的にもUPする要素がない(課長クラス/40代/沖縄県)『50万円~60万円未満』と回答した方・子どもの学費が高い(係長・主任クラス/40代/愛知県)・これからの子育てに対して不安があるため(課長クラス/40代/大阪府)・残業しないと満足な収入が得られられないから(係長・主任クラス/40代/千葉県)給与に対する不満の背景には、物価高騰や社会保険料の増加、さらに教育費や子育てに関する負担が大きく影響していることが分かりました。また、努力や成果に見合わない給与体系や将来の給与上昇への期待感の欠如も不満の理由としてあるようです。今後のキャリア形成に希望はあるのか?「現在のキャリアに満足していますか?」と質問したところ、約5割の方が『とても満足している(6.6%)』または『やや満足している(45.0%)』と回答しました。キャリア満足度では肯定的な意見が約半数ほどあるものの、満足していない方も大きな割合を占めているため、待遇改善の余地があることが示されました。さらに「現在の職場で、将来の昇進やキャリア形成にどの程度可能性を感じていますか?」と質問したところ、約7割の方が『全く可能性を感じない(17.6%)』または『あまり可能性を感じない(50.6%)』と回答しました。7割以上が昇進やキャリア形成の可能性を感じておらず、将来の見通しに課題があることが明らかになりました。前問で『全く可能性を感じない』『あまり可能性を感じない』と回答した方に「将来の昇進やキャリア形成に可能性を感じられない理由を教えてください(複数選択可)」と質問したところ、『昇進や昇給の限界を感じる(46.7%)』と回答した方が最も多く、『昇進の枠が少ない(35.0%)』『上司や経営層からのサポートや期待を感じない(28.1%)』と続きました。多くの方が、現在の職場で将来的な成長や報酬の向上に対して、悲観的な見方をしていることが明らかになりました。また、上司や経営層からのサポートや期待の欠如という回答から、組織内のコミュニケーションや人材育成の面で改善の余地があることがうかがえます。「仕事」と「家庭や自分の時間」のバランスがとれていると回答したのは6割「仕事」と「家庭や自分の時間」のバランスがとれていると感じますか?」と質問したところ、約6割の方が『十分にとれている(15.5%)』または『ややとれている(47.1%)』と回答しました。約6割の方が『十分にとれている』『ややとれている』と回答したことから、労働環境が一定程度柔軟であることを示唆しています。しかしバランスに不満を感じている方が約4割いることから、企業はさらにワークライフバランスを向上させる必要がありそうです。前問で『ややとれている』『あまりとれていない』『全くとれていない』と回答した方に「バランスがとれていないと感じる理由を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『仕事を優先せざるを得ない(41.2%)』と回答した方が最も多く、『趣味やリフレッシュのための時間がとれない(31.9%)』『長時間労働で家庭に時間を割けない(21.2%)』と続きました。約4割の方が仕事を優先し、自身の生活を犠牲にしている現状が示唆されました。また、趣味やリフレッシュの時間が取れないことや、長時間労働の問題は、心身の健康や生活の質に悪影響を及ぼす可能性があり、企業や社会全体でワークライフバランスの改善に向けた取り組みが必要であることを示しています。最後に「あなたが理想とする働き方だと思うものを選んでください(上位3つまで選択)」と質問したところ、『安定した収入が得られる(58.2%)』と回答した方が最も多く、『家庭や趣味と両立できる(45.7%)』『成果がきちんと収入につながる(33.5%)』と続きました。安定した収入を求めつつ、家庭との両立や成果に応じた評価を望む声が多く見られました。まとめ:理想とする働き方は「安定した収入が得られる」「家庭や趣味と両立できる」こと!実現するためにできることとは今回の調査で、30~40代の既婚男性のキャリア形成における課題と希望が明らかになりました。特に「収入」「昇進・キャリア形成」「ワークライフバランス」に関する不満や課題が多く挙げられ、これらが彼らの仕事に対する意欲や満足度に直結していることが分かります。収入面では、30万円~40万円未満が最多で、比較的高収入の層も存在しますが、全体の約半数が収入に「満足していない」と回答しており、経済的な不安が依然として強いことが示されました。その理由としては、物価高騰や社会保険料の増加も挙げられた他、子育てや教育費の負担も大きく影響しており、給与の安定的な増加が求められていることが明らかになりました。また、キャリア形成においては、半数以上が「将来の可能性を感じない」と回答し、特に制度や昇進枠の限界を課題に挙げています。職場のサポート不足や教育機会の欠如も問題として指摘されました。一方で、理想とする働き方では「安定した収入」や「家庭との両立」が重視されており、これらを実現するための柔軟な働き方や評価基準が必要です。また、仕事と家庭のバランスに関しても、職場の理解不足や長時間労働が大きな障壁となっており、働き方改革のさらなる推進が必要でしょう。安定した収入や家庭との両立を実現するためには、新たな働き方の選択肢を視野に入れることも一つの手段と言えるのではないでしょうか。
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《第11回》【経営者1,006名に調査】人手不足解消に向けての「給与と待遇の改善」に伴い、7割以上が価格やサービスの値上げを決断。人手不足と倒産リスクの関連について明らかに
「飲食」「建築業」「医療福祉」人手不足が顕著に現れる株式会社ハッピーカーズ(本社所在地:神奈川県鎌倉市、代表取締役:新佛千治)は、経営者を対象に、「業種ごとの人手不足」に関する調査を実施しました。会社が経営を続けるうえで、人手不足は深刻な問題であり、多くの経営者が頭を悩ませている課題の一つです。人手不足を補うために、給与や待遇の改善を行う場合、価格転嫁を行う必要性が生じることもあるのではないでしょうか。これらの課題に対し、経営者はどのように考えているのでしょう。そこで今回、株式会社ハッピーカーズは、経営者を対象に、「業種ごとの人手不足」に関する調査を実施しました。<調査概要>調査概要:「業種ごとの人手不足」に関する調査【調査期間】2024年10月12日(土)~2024年10月13日(日)【調査方法】PRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査【調査人数】1,006人【調査対象】調査回答時に経営者と回答したモニター【調査元】株式会社ハッピーカーズ(https://happycars.jp/)【モニター提供元】PRIZMAリサーチ最も人手不足を感じている業種は?はじめに、今回協力していただいた方が経営する業種の分布は以下の通りです。『サービス(17.8%)』『製造業(13.4%)』『建設業(11.8%)』『不動産(10.0%)』『IT・ソフトウェア(8.4%)』『飲食(6.5%)』『医療・福祉(5.2%)』『金融・保険(4.2%)』『運輸・郵便(3.0%)』『教育・学習支援(2.8%)』『その他(17.0%)』業種ごとの人手不足の実態を明らかにするため、現在経営している業種において人手は足りているのかをうかがいました。「あなたの業種では、人手は十分に足りていると思いますか?」という質問に対する回答を集計したところ、「全く足りていない」および「あまり足りていない」と回答した方が多かった上位3つの業種は以下の通りになりました。【飲食】『全く足りていない(20.0%)』『あまり足りていない(66.2%)』『足りている(4.6%)』『十分に足りている(9.2%)』【建設業】『全く足りていない(25.2%)』『あまり足りていない(52.9%)』『足りている(17.7%)』『十分に足りている(4.2%)』【医療・福祉】『全く足りていない(23.1%)』『あまり足りていない(50.0%)』『足りている(21.1%)』『十分に足りている(5.8%)』最も人手が足りていないと回答した業種は「飲食」で、「全く足りていない」「あまり足りていない」の回答を合わせると約9割という結果になりました。また、「建設業」や「医療・福祉」でも7割以上の方が人手が足りていないと感じていることが明らかとなりました。では、人手不足の原因をどのように考えているのでしょうか?「人手不足の原因としてどのような理由が考えられますか?(複数回答可)」と質問したところ、『専門スキルを持った人材の不足(45.8%)』と回答した方が最も多く、次いで『求職者が少ない(42.1%)』『給与や待遇の見劣り(30.8%)』となりました。約半数の方が、専門スキルを持った人材が不足していることが人手不足の原因だと考えているようです。また、求職者不足や給与や待遇の見劣りなども、人手不足の原因として上位にあがりました。ではそのような人手不足は企業にどのような影響を与えるのでしょうか。そこで「人手不足により、最も影響を受けることは何だと思いますか?」と質問したところ、『売上や利益の減少(23.2%)』と回答した方が最も多く、次いで『社員の負担増加(22.1%)』『業務の遅延や生産性の低下(21.2%)』となりました。人手不足による影響は、業績悪化や業務効率化の低下だけでなく、社員への負担が増加することで社員の健康やワークライフバランスにも影響が出ると考えられていることが判明しました。このように、会社にとって様々な悪影響をもたらす人手不足が倒産のリスクにつながると考えている方はどの程度いらっしゃるのでしょうか。人手不足がもたらす倒産リスクについて「人手不足が続くことは、倒産リスクにどの程度つながると感じますか?」と質問したところ、『直結する(24.8%)』『ややつながる(45.3%)』『あまりつながらない(22.2%)』『全くつながらない(7.7%)』という回答結果になりました。「直結する」「ややつながる」と回答した方を合わせると、7割以上の方が、人手不足が続くことは倒産のリスクが高まると感じていることが示されました。では、そのように感じる理由とは何なのでしょうか?人手不足は倒産リスクに「直結する」「ややつながる」と回答した方に詳しく聞いてみました。■人手不足と倒産リスクは関連する?【直結する】・仕事があるのに受けられない。固定費はどんどん上がっていく(40代/男性/金融・保険)・人手不足で業績が下がった(50代/男性/教育・学習支援)・病気で倒れたら代理人がいない(60代/男性/サービス)【ややつながる】・仕事が重なった時、こなしきれないときがある(40代/男性/建設業)・業務遅延による顧客離れ(60代/男性/その他)・利益を得る機会の損失が増える(60代/男性/サービス)人手不足によって、仕事があるのに受けられない、業務遅延で顧客が離れていく、さらには病気などで倒れた際に代理人がいないといった理由から、人手不足を倒産リスクと関連づけて考えていることが示されました。人手不足解消に向け約3割が「対策できていない」と回答人手不足が倒産リスクにつながると思う方が多いことが示されましたが、では、人手不足を解消するためにどのような対策を行っているのでしょうか。「人手不足の問題の解消に向けて、どのような対策を行っていますか?(複数回答可)」と質問したところ、『給与や待遇の見直し(39.1%)』と回答した方が最も多く、次いで『対策できていない(26.0%)』『多様な人材の活用(フリーランスや派遣、シニアなど)(22.8%)』となりました。約4割の方が「給与や待遇の見直し」を図り人材の引き留めや新たな雇用の促進を行っている一方で、3割の方は「対策できていない」と回答し、十分な解決方法が見つけられなく、余裕がない様子をうかがい知ることができます。他にも、一時的な人手不足には対応できる「多様な人材の活用」も進められていることが判明しました。では、「給与や待遇の見直し」を行っている方は、その費用を補うために商品やサービスなどの値上げを行ったのでしょうか?前の質問で「給与や待遇の見直し」と回答した方に、「給与や待遇の見直しに伴い、商品やサービスの値上げを行いましたか?」と質問したところ、『値上げした(42.0%)』『値上げする予定(31.0%)』『値上げの予定はない(26.2%)』『値下げした(0.8%)』という回答結果になりました。「値上げした」「値上げする予定」と回答した方を合わせると、約7割の方が社員の給与や待遇の見直しに伴って商品やサービスの値上げをする傾向にあることが示されました。世の中の値上げが行われているのは、原料の高騰などのインフレの影響だけではなく、労働条件などの見直しにより人材不足を補うためでもあるようです。これからの人手確保の課題人手不足解消のために、行っている対策などが示されました。経営を続けていくには、人手不足といった課題を少しでも改善しなければなりませんが、今後の人材確保についてどのような懸念があるのでしょうか?「これからの時代の人手確保についてどのような懸念がありますか?(複数回答可)」と質問したところ、『雇用コストの増加(44.7%)』と回答した方が最も多く、次いで『人材のスキル不足(35.1%)』『人材の定着の難しさ(33.4%)』となりました。約半数の方が、今後の人材確保について雇用コストの増加を懸念していることが判明しました。また、せっかく人材を採用して確保できたとしてもスキル不足や、定着の難しさについても懸念している方が多い傾向が示されました。最後に、「人手確保のしやすさは、事業を選択するうえで重要な要素だと思いますか?」と質問したところ、『とても重要(38.6%)』『やや重要(44.6%)』『あまり重要ではない(11.4%)』『全く重要ではない(5.4%)』という回答結果になりました。約8割の方が「とても重要」「やや重要」と回答したことから、人手確保の容易さは事業選択において重要な要素だと思う方が多い結果になりました。【まとめ】事業を継続するには「人材確保のしやすさ」が重要今回の調査で、人手不足を感じている業種や人手不足解消に向けて行っている対策などが明らかになりました。「あなたの業種では、人手は十分に足りていると思いますか?」と質問したところ、「足りていない」と回答した上位3つの業種は「飲食業」「建設業」、および「医療・福祉」でした。その原因として専門スキルを持った人材不足や求職者不足、給与や待遇の見劣りなどが挙げられました。人手不足によって、多くの方が売上や利益の減少、社員の負担増加、業務遅延や生産性の低下や健康といった点に影響が出ると回答し、人手不足問題が倒産のリスクにつながると考える方が非常に多い結果となりました。また、約3割の方が人手不足解消に向けた対策ができていないと回答しました。一方で、給与や待遇の見直しをした方もいるものの、7割以上がその費用を補填するために商品やサービスを値上げしていることが明らかとなりました。経営を継続させるために四苦八苦している様子がうかがえます。今後の人手確保については、雇用コストの増加やスキル不足、定着の難しさなどの懸念点が挙げられ、人手確保の容易さは事業を選択するうえで重要な要素だと思う方が非常に多い結果になりました。人手不足が経営にとって大きな課題であることが明らかになりました。変化し続ける時代の流れに対応するため、事業を始める際には、1人で稼働できる事業を選ぶことも選択肢として考えてみてはいかがでしょうか。








